MRI頸部プラーク検査と診断

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MRI頸部プラークの検査と診断

MRI頸部プラークの検査と診断についてのご案内です。

従来、頸動脈に高度狭窄が見つかった場合や、狭窄率が低くてもTIAの症状などがある場合、外科的治療として頸動脈内膜剥離術(CEA)が行われてきまし た。しかしCEAは頸動脈を切開し、直接プラークを除去するので、非常に侵襲的な手法であり、最近ではより侵襲性の低い頸動脈ステント留置術(CAS)を行う施設も増えてきました。CASは欧米ではすでに、2万例以上行われている手法ですが、実施にあたり学会では以下の ような注意を促しています。

『硬くてステントでは拡げられない大きな石灰化病変はステントに不向きであり、echo lucentな大量のsoft plaque、浮遊血栓が付着しているプラークなどは合併症を生じやすい危険な病変であり、慎重な適応決定と手技が必要である。』 (転出:(社)日本脳神経外科学会・脳神経外科疾患情報ページより)

このように、CASを行うには、プラークの性状が重要であり、エコーにて性状を知ることも可能ですが、より詳細な情報を得るためには、術者の手技や狭窄の場所にも左右されにくいMRI頸動脈プラーク検査が有用です。

頸動脈 3Dブラック・ブラッド法

MRIによる頸動脈プラーク検査には血管内腔の信号を抑制し、血管壁の情報を得る「ブラック・ブラッド法」とう方法を用います。一般的には2D ブラック・ブラッド法が用いられていますが、広範囲の検査が出来ないなどの問題点も指摘されています。本施設では新しい3D撮像法の技術を応用した「3Dブラック・ブラッド法」を頸動脈プラーク検査に用いてます。3Dブラック・ブラッド法は広範囲を非常に高い分解能で撮像することが出来るため、目的部位に対し多方向から観察することができます。(図1)。

頸動脈3Dブラック・ブラッド法(3.0T MRI装置)

(↑図1)頸動脈3Dブラック・ブラッド法(3.0T MRI装置)
高分解能3D撮像技術を用いているため、元画像から目的に応じた多断面の再構成画像を作成することが可能です。
さらにT1強調およびT2強調の画像収集も可能でありプラークの性状を評価することが出来ます。

(↑図2,3)
3.0T MRIの高い性能を加味することで、より精度の高い頸動脈プラーク診断を可能とします。 頸動脈プラークの認められた症例を2例示します。