心臓MRI検査のご案内

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医師の皆様へ

心臓MRI検査

当院で行っているMRI検査を部位別にご説明いたします。

従来、MRIは動きに弱い検査方法で、動きのある部位の検査には不向きでした(脳神経領域、脊髄、四肢、腹部、骨盤領域に限られる検査という印象が強かったと思います)。

しかし、近年のMRI装置の進歩は目覚しいものがあり、人体で最も動きの激しい心臓領域の検査までもがMRIでの検査対象と なってきました。
当クリニックでは、フィリップスより最新のMRI装置を導入し心臓検査を実施しております。
今回は、MRIにおける最近の心臓検査の現状 を紹介します。

心臓検査は、大きく以下の4つのカテゴリーに分類することができます(従来は他の検査機器によって検査が行われています)

  • 心筋壁運動の評価(心エコー)
  • 心筋梗塞部位の評価(核医学検査のSPECT)
  • 心筋虚血の評価(負荷心筋シンチ)
  • 冠動脈形態の評価(入院を伴うカテーテル検査)


1.心筋壁運動の評価(非造影)

MRIは従来、静止画しか撮像できませんでしたが、当院に導入した最新のMRIでは、動いている心臓を動画(Cine画像)として撮像できるようになりま した。そこで、心駆出率、拍出率、拍出量、心容積などの評価が可能です。当クリニックでは、心臓検査で来院される患者様にこの心筋壁運動評価を行います。

心臓短軸像 心臓長軸像


2.心筋梗塞部位の評価(造影)

心筋梗塞の評価が核医学におけるSPECT検査よりも高分解能に描出することが可能です。では黒く描出された正常心筋に対し、心筋梗塞部位が白く造影されている様子がわかります。

心臓短軸像 心臓長軸像


3.心筋虚血の評価(造影)

この検査は、一般的には「負荷Perfusion MRI」と呼ばれ、左室心筋虚血を評価する方法として、既に臨床応用が開始されています。

上腕から静脈注射した造影剤が心筋を通過する過程を画像化したものであり、冠動脈が動脈硬化により狭窄していると、造影剤が狭窄部を通過するのが遅れる為、狭窄部より末梢の心筋において造影遅延が生じる現象を利用したものです。

現在、負荷方法としては、半減時間が極めて短いATPを用い、負荷直後にもすぐに安静時のPerfusion撮像が可能としております。

負荷時(stress) 安静時(rest)


4.冠動脈形態の評価(非造影)

(造影剤は必要ありませんが、脈をゆっくりにするお薬が必要になります)
心臓の動きに合わせてデータ収集する技術(心電図同期)を用いることで、冠動脈の描出が可能となり、狭窄を見つける事が可能となりました。

冠動脈MRA 心臓VR
冠動脈MRA 心臓VR


※ 心臓ドックについては、AIC八重洲クリニック 循環器内科で実施しております。
  詳しくは循環器内科のホームページをご覧ください(心臓ドックのご案内)。