01 膵臓がんAI診断の開発について
発見と治療がしづらい膵臓がんを取り巻く現状を、画像診断に関わる立場から変えていくために、早期発見は極めて重要です。私たちは、現在使用されている診療ガイドラインと照らし合わせながら、より踏み込んだ独自の診断基準をつくり、膵臓がんの早期発見を目指して日々の診断を行っています。
さらに多くの膵臓がんの患者さんを私たちの技術で救えるように。その思いから、AIによる画像診断ソフトウェアの開発を行うことを決意いたしました。
AI 画像診断で膵臓がんの早期発見を目指すプロジェクト
当院は以下のAI画像検査設備を持つ2院体制で診療を行っています
● AIC画像検査センター at AIC八重洲クリニック 東京都日本橋(八重洲)
● AIC画像検査センター at 筑波大学附属病院 茨城県つくば市(つくば)
診療内容・診療体制
当院は主として画像診断(MRI、CT、PET-CT、超音波、マンモグラフィ検査)を行なっています。2002年の開業以来、画像のプロフェッショナルの立場から、膵臓がんの診断を行われている臨床医の先生方の治療方針に影響を与えるような質の良い画像診断レポートをお届けすることを目的に診療を続けてきました。
現在の画像診断医は78名(うち常勤医14名、筑波大学寄付講座の職員を含む)、以下の検査機器を用いて画像診断を行っています。年間の検査数は100,595件(2023年度実績)です。
AIC画像検査センター
AIC画像検査センターは、最新鋭の診断装置(PET-CT)を導入したイメージングセンターです。筑波大学附属病院と八重洲クリニック(医療社団法人豊智会)が提携し、がん、脳などの病気の診断精度の向上を図っています。
稼働設備 | |
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MRI | 3台(うち3.0テスラ1台) |
CT | 2台(320列✕2台) |
PET-CT | 2台 |
現在、臨床医の先生に提案している内容が膵臓がんの早期発見です
早期の膵臓がんは多くの病院で膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)等の膵嚢胞と膵管拡張が経過観察の対象とされていますが、膵臓がんはこれら以外にも発生します。
当医療法人理事長の澤野誠志は、膵臓がんの早期発見をより多くの病院で行うことができ、患者さんの生存期間を少しでも伸ばすことができる未来を目指しています。
これまで、膵臓がんの早期発見のために独自の診断基準を設けて診断を続けてきた経験を活かし、今回のプロジェクトを立ち上げました。
当院の診断基準では、膵管を描出することが必須です。当院の診断基準に役立っているのが以下のような画像検査機器です。
・MRI
八重洲:すべて3テスラMRIにて検査を行っています。
つくば:3テスラMRI及び最新の1.5テスラMRIにて検査を行っています。
・CT
八重洲:空間分解能が従来CTの最大8倍の高精細CTを利用し検査を行っています。
つくば:320列マルチスライスCTにより検査を行っています。