顎関節MRI検査のご案内
- AIC八重洲クリニックでは、医科・歯科の先生向けに、顎関節MRI検査を承っております。
目次
- 日本顎関節学会は、顎関節症の基本概念として、『顎関節症とは、顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害または顎運動異常を主訴症候とする慢性疾患の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円板障害、変形性関節症などが含まれる。』と定義しています。これに基づき、同じく日 本顎関節学会は『顎関節症』と診断するための必要条件として以下の項目を挙げています。
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- 関節雑音がある。
- 関節障害ないし顎運動異常がある。
- 顎関節や咀嚼筋等の疼痛がある。
- 上記の3つの主要症候のうち、少なくとも1つ以上有する場合。
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MRI検査を行うことで、関節円板の位置・形態、その周囲の組織(靭帯など)の情報を得ることができます。その結果、X線を用いた検査では取得不可能だった軟部組織の情報を、極めて詳細に知ることができます。
これは顎関節症診断において非常に重要な情報であり、病症分類を行う上では、必須の情報です。(顎関節L型は関節円板の異常を主徴候としています) -
- MRI検査を行うことにより、主に以下の項目について詳細な情報を得ることができます。
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- 関節円板の位置・形態
- 復位の有無
- 関節液貯留の有無
- 下顎頭の形態
- 下顎頭の骨髄変化
- 顎関節周囲組織の変化
- 現在はMRI検査機器性能の向上により、短時間でより高解像度に撮影することが可能になりました。よって、より正確な診断も可能となりつつあります。
- 当クリニックでは、1.5テスラMRIとSurface MicroCoilを用いた、高解像の画像を描出しています。また、開業以来、歯科医の先生方からいただいた、たくさんのご意見・アドバイスから顎関節専門の問診票を作成し、臨床情報を詳細に得た検査を行い、歯科放射線を専門とする画像診断医と連携した読影に取り組んでおります。
- 顎関節サンプルレポート
MRI検査から得られる情報
当クリニックでの取り組み
顎関節症とは
顎関節診断におけるMRI検査の目的・位置付け
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AIC八重洲クリニック
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